2018年07月15日

無形文化遺産の保護に関する条約

無形文化遺産の保護に関する条約(略称 無形文化遺産保護条約)
 外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/treaty159_5.html

 国際連合教育科学文化機関(以下「ユネスコ」という。)の総会は、2003年9月29日から10月17日までパリにおいてその第32回会期として会合し、
 人権に関する既存の国際文書、特に千九百四十八年の世界人権宣言、1966年の経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約及び1966年の市民的及び政治的権利に関する国際規約に言及し、
 1989年の伝統的文化及び民間伝承の保護に関するユネスコの勧告、2001年の文化の多様性に関するユネスコの世界宣言及び2002年の第3回文化大臣円卓会議で採択されたイスタンブール宣言により強調された、文化の多様性を推進し及び持続可能な開発を保証するものとしての無形文化遺産の重要性を考慮し、
 無形文化遺産と有形文化遺産及び自然遺産との間の深い相互依存関係を考慮し、
 地球規模化及び社会の変容の過程は、社会間の新たな対話のための状況を作り出すと同時に、不寛容の現象と同様に、特に無形文化遺産の保護のための資源の不足により、無形文化遺産の衰退、消滅及び破壊の重大な脅威をもたらすことを認識し、
 人類の無形文化遺産の保護に対する普遍的な意思及び共通の関心を認識し、
 社会(特に原住民の社会)、集団及び場合により個人が無形文化遺産の創出、保護、維持及び再現に重要な役割を果たすことにより、文化の多様性及び人類の創造性を高めることに役立っていることを認識し、
 文化遺産を保護するための規範的な文書(特に1972年の世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約)の作成におけるユネスコの活動の広範な影響に留意し、
 さらに、無形文化遺産の保護のための拘束力を有する多数国間の文書はいまだ存在しないことに留意し、
 文化遺産及び自然遺産に関する既存の国際協定、勧告及び決議が、無形文化遺産に関する新たな規定によ
り、効果的に高められ及び補足される必要があることを考慮し、
 特に若い世代間において、無形文化遺産及びその保護の重要性に関する意識を一層高めることの必要性を考慮し、
 国際社会は、この条約の締約国とともに、協力及び相互の援助の精神をもって、無形文化遺産の保護に関して貢献すべきであることを考慮し、
 無形文化遺産に関するユネスコの事業、特に人類の口承及び無形遺産に関する傑作の宣言を考慮し、
 人々をより緊密にさせ並びに人々の間の交流及び理解を確保する要素としての無形文化遺産の極めて重要な役割を考慮し、
 この条約を2003年10月17日に採択する。
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posted by 忘れん坊 at 09:31 | Comment(0) | 条約 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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